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ちくま文庫

漱石先生がやって来た

定価

792

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43449-4

Cコード

0195

整理番号

-24-18

2017/06/06

判型

文庫判

ページ数

256

解説

内容紹介

漱石生誕150年。その生涯の中で分岐点となる一年があった。明治38年、教師稼業の傍ら、発表した小説『吾輩が猫である』が評判となり、帝大教授への道か、小説家への道かで迷う漱石先生。日露戦争勝利に沸き立つ世相を背景に、分かれ道に立った漱石先生の一年間を『吾輩は猫である』のモデルになった夏目家の福猫、半兵衛の目を通して小説仕立てで描く表題作を大幅に改訂した決定版!また、当時の漱石の生活を別の視点から描いたエッセイ「千駄木町の漱石先生」を併録。

目次

漱石先生がやって来た
千駄木町の漱石先生

著作者プロフィール

半藤一利

( はんどう・かずとし )

半藤 一利(はんどう・かずとし):1930年生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋社入社。「文藝春秋」「週刊文春」の編集長を経て専務取締役。同社を退社後、昭和史を中心とした歴史関係、夏目漱石関連の著書を多数出版。主な著書に『昭和史』(平凡社 毎日出版文化賞特別賞受賞)、『漱石先生ぞな、もし』(文春文庫 新田次郎文学賞受賞)、『聖断』(PHP文庫)、『決定版 日本のいちばん長い日』(文春文庫)、『幕末史』(新潮文庫)、『それからの海舟』(ちくま文庫)等がある。2015年、菊池寛賞受賞。2021年没。

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