仁木悦子
( にき・えつこ )1928年、東京生まれ。4歳のときに病気によって両足が麻痺し歩行不能となる。はじめ児童文学で活躍するが、57年に『猫が知っていた』が第3回江戸川乱歩賞を受賞したことで推理作家としてデビュー。雄太郎と悦子の仁木兄妹を主人公としたシリーズをはじめ、明るい作風から「日本のクリスティー」と呼ばれた。81年に「赤い猫」が第34回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。1986年歿。
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車椅子の老婦人が18年前の惨劇の真相に迫る表題作ほか、ミステリの面白さを目一杯つめこんだ「日本のクリスティ」珠玉の作品集。
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