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ちくま文庫

緋の堕胎

——ミステリ短篇傑作選

他の病院で断られたわけありの患者も引き受ける堕胎専門医、新興宗教にはまる妻、元患者の愛人、胎児の処理をさせられる書生……歪な病院で起きた患者の失踪の顛末(表題作)。新婚旅行初夜の新婦を襲う救いようのない悲劇(「ブラック・ハネムーン」)。めくるめく官能と幻想、常人の倫理を超えていく不条理と奇想によって独自の世界観を作り出す官能ミステリの女王の傑作をこの一冊に凝縮。

定価

968

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43549-1

Cコード

0193

整理番号

-28-1

2018/10/10

判型

文庫判

ページ数

432

解説

内容紹介

他の病院で断られたわけありの患者も引き受ける堕胎専門医、新興宗教にはまる妻、元患者の愛人、胎児の処理をさせられる書生……歪な病院で起きた患者の失踪の?末(表題作)。新婚旅行初夜の新婦を襲う救いようのない悲劇(「ブラック・ハネムーン」)。めくるめく官能と幻想、常人の倫理を超えていく不条理と奇想によって独自の世界観を作り出す官能ミステリの女王の傑作をこの一冊に凝縮。

著作者プロフィール

戸川昌子

( とがわ・まさこ )

1931年、東京市生まれ。伊藤忠商事で英文タイピストをする傍らシャンソン喫茶「銀巴里」に出演しシャンソン歌手となる。62年『大いなる幻影』で第8回江戸川乱歩賞を受賞して作家デビュー、翌年には『猟人日記』が直木賞候補となる。以降、数多くの著作を発表するとともにタレントとしてテレビ出演をするなど多彩な活動を行う。2016年歿。

日下三蔵

( くさか・さんぞう )

1968年、神奈川県生まれ。SF・ミステリ評論家、アンソロジスト。ちくま文庫では山川方夫、都筑道夫、田中小実昌、結城昌治など多数の編書を手がける。

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