北村薫
( きたむら・かおる )1949年埼玉県生まれ。作家・アンソロジスト。早稲田大学ではミステリクラブに所属。高校の国語教師のかたわら、89年「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の?』で日本推理作家協会賞受賞。『秋の花』などの”円紫さんと私”シリーズ、『覆面作家は二人いる』シリーズなど著書多数。”ベッキーさんシリーズ”の『鷺と雪』で2009年直木賞受賞。読書家、本格推理ファンとして、評論、アンソロジーにも腕をふるっている。
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本の達人・北村薫が古今東西、有名無名を問わず、日々の生活の中で出会った詩歌について語るエッセイ集。作品、作家への愛着や思いがけない出会いが、鋭敏な感性や深い想像力とともに丁寧に穏やかに語られるとき"詩歌"の世界の奥深さと溢れる愛情を感じずにはいられない。これまで分冊で刊行されてきたものを1冊に合本し、〈決定版〉としてよみがえる。解説 佐藤夕子
「集団」アンドラージ
「師よ 萩原朔太郎」三好達治
「佛頭光」「ある朝の」石川啄木
「じ」松田豊子
「不運つづく」「醫師は」塚本邦雄
「じりじりと」佐佐木幸綱
「サキサキと」佐佐木幸綱
「胸に抱く」舘岡幸子
「山国の」望月紫晃
「悲しみ」石垣りん〔ほか〕
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