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ちくま文庫

矢川澄子ベスト・エッセイ 妹たちへ

定価

1,045

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43727-3

Cコード

0195

整理番号

-3-3

2021/03/10

判型

文庫判

ページ数

448

解説

未定

内容紹介

この少女は不言を金科玉条とし、「お話をかくひと」を夢見た――澁澤龍彦の最初の夫人であり、アナイス・ニンやルイス・キャロルのすぐれた紹介者であり、孤高の感性としなやかな知性の持ち主であった矢川澄子。その作品にさまざまな角度から光を当て、幼い日々、思い出の人々、高原暮らし、少女-反少女論、文学論などのテーマで織り上げる。密やかに、けれども強く輝く珠玉のアンソロジー。

目次

第1章 あの頃
第2章 存在の世界地図
第3章 高原の一隅から
第4章 不滅の少女
第5章 卯歳の娘たち
第6章 兎穴の彼方に

著作者プロフィール

矢川澄子

( やがわ・すみこ )

(1930-2002)東京生まれ。作家・詩人・翻訳家。東京女子大学英文科を卒業後、学習院大学独文科在学中に同人誌『未定』に参加。59年、仏文学者で作家の澁澤龍彦と結婚し、仕事の協力者として活躍するが68年には離婚。以後も、文学活動に従事。小説に『架空の庭』『失われた庭』、詩集に『ことばの国のアリス』、エッセイに『わたしのメルヘン散歩』、翻訳に『不思議の国のアリス』『ほんものの魔法使』など多数。

早川茉莉

( はやかわ・まり )

早川 茉莉(はやかわ・まり):編集者。『すみれノオト』発行人。「すみれ図書室」主催。アンソロジストとしても活躍し、ファンも多い。編著に森茉莉作品集『貧乏サヴァラン』『紅茶と薔薇の日々』『贅沢貧乏のお洒落帖』『幸福はただ私の部屋の中だけに』のほか、『なんたってドーナツ』『玉子ふわふわ』『素湯のような話』『矢川澄子アンソロジー 妹たちへ』『片山廣子随筆集 ともしい日の記念』『スプーンはスープの夢をみる』など。著書に『森茉莉かぶれ』『修道院のお菓子と手仕事』(共著)『京都で寺カフェ』など。

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