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定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43743-3

Cコード

0193

整理番号

-11-7

2021/05/10

判型

文庫判

ページ数

448

解説

内容紹介

若い男との同棲の末、殺害を決意する女の想い、喫茶店に嫌がらせの落書きを続ける女の目的、給料強盗事件の真相を知ったことで性格が豹変する女の心理――。〈女性〉を各作品のメインに据えたサスペンス小説集。彼女たちの行動や思惑、二面性が物語に波乱を巻き起こし予測不能の結末を用意する。単行本未収録の短篇2作を増補し、日下三蔵氏の詳細な解説を付した。鬼才・都筑道夫の隠れた名作。

著作者プロフィール

都筑道夫

( つづき・みちお )

都筑 道夫(つづき・みちお):1929年東京都生まれ。十代から時代小説・推理小説を発表、その後も評論・SFと幅広く執筆。2001年『推理作家の出来るまで』で日本推理作家協会賞、02年日本ミステリー文学大賞受賞。著書に『猫の舌に釘をうて』「なめくじ長屋」シリーズ、『黄色い部屋はいかに改装されたか?』『幽鬼伝』など。03年逝去。

日下三蔵

( くさか・さんぞう )

1968年、神奈川県生まれ。SF・ミステリ評論家、アンソロジスト。ちくま文庫では山川方夫、都筑道夫、田中小実昌、結城昌治など多数の編書を手がける。

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