樋口直美
( ひぐち・なおみ )樋口 直美(ひぐち・なおみ):1962年生まれ。50歳でレビー小体型認知症と診断された。多様な脳機能障害のほか、幻覚、嗅覚障害、自律神経症状等もあるが、思考力は保たれ執筆活動を続けている。著書に『私の脳で起こったこと』(ちくま文庫)、『誤作動する脳』(医学書院)、『「できる」と「できない」の間の人』(晶文社)等がある。
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「若年性レビー小体型認知症」本人による、世界初となる自己観察と思索の記録。認知症、脳の病気とは一体何なのかを根本から問い、人間とは何か、生きるとはどういうことかを考えさせる。周りに理解されないための孤独と絶望の中にありながら、幻覚(幻視、幻聴など)、嗅覚障害、自律神経症状など自分に起きたことを日記形式で淡々と観察し、卓越した文章力で表現した希望の書。
解説 伊藤亜紗
2012年秋 発症
2012年冬 真偽
2013年春 根拠なき信念
2013年夏 社会的孤立
2013年秋 子ども達に伝える
2013年冬 進行の恐怖
2014年春 小さくなる怪物
2014年夏 理不尽な医療
2014年秋 開かれていく心
2014年冬 堂々と
巻末付録 レビーフォーラム講演録「本人になってみて初めて分かったこと」
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