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ちくま文庫

火の島

巨大地震が迫るなかでの個と組織の相克を描く絶対絶命小説

昭和40年、絶海の孤島・鳥島は大地震の危機に晒されていた。前兆に脅える技術者たちの心理を描く中編表題作の他2短編科学小説を収載。解説 熊谷達也

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43985-7

Cコード

0195

整理番号

-21-1

2024/10/09

判型

文庫判

ページ数

384

解説

熊谷達也

内容紹介

昭和40年11月、気象庁の観測所が設置されていた絶海の孤島・鳥島は、巨大地震の危機にさらされていた。無気味な大地の鳴動、鼻をつく異臭。直下型地震の前兆に脅える技術者とリーダーは、死の恐怖と組織の論理に板挟みになっていた──。中編表題作のほかに2短編科学小説を収載。リアリスト新田次郎の眼が冴えるドキュメンタリー小説集。解説 熊谷達也

目次

火の島
毛髪湿度計
ガラスと水銀

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