家近良樹
( いえちか・よしき )1950(昭和25)年、大分県生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。中央大学博士。専攻は幕末史を中心とした日本近代史。現在、大阪経済大学特別招聘教授。主な著書に『その後の慶喜』(ちくま文庫)、『西郷隆盛』(ミネルヴァ書房)、『西郷隆盛 維新150年目の真実』(NHK出版新書)、『ある豪農一家の近代』(講談社選書メチエ)、『老いと病でみる幕末維新』(人文書院)、『江戸幕府崩壊』(講談社学術文庫)など。
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歴史を学ぶことは、昔の出来事をただ暗記することじゃない!教科書を飛び出して、史料と向き合う歴史学の世界へ行こう。過去の人たちの人生を知ることは、いまの自分を知ることにつながる。幕末史の泰斗による「歴史の見方」入門。
第1章 歴史学者のしごと―学問としての歴史(司馬遼太郎は研究者?
江戸時代に性犯罪が少なかった理由
三行半は男尊女卑の象徴か
権力者による歴史の「選択」と「解釈」
歴史は因果と偶然から成り立つ)
第2章 なぜ西郷隆盛は人気者なのか―歴史から生き方を学ぶ(歴史は学びの宝庫
先人の生き方から学ぶ)
第3章 「支配者の歴史」から「民衆の歴史へ」―歴史学のレキシ(一世を風靡したマルクス主義史観
多様化する歴史学)
第4章 学校では教えてくれない日本史―歴史学はこう考える(戦国期?幕末期を考える
ペリー来航)
第5章 過去と未来をつなぐ―これからの歴史学(歴史教育の役割
歴史が人を育てる
歴史学と読書)
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