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定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-68390-8

Cコード

0270

整理番号

365

2020/12/07

判型

新書判

ページ数

192

解説

内容紹介

聖書に登場する呪われた人、迫害された人を、美術はどのように描いてきたか。2000年に及ぶ歴史の中で培われてきた人種差別のイメージを考える。

目次

第1章 呪われた息子―ハムとその運命(ノアの泥酔と呪われた息子ハム
祝福と呪い
褐色肌のハムの子孫とアフリカ ほか)
第2章 ハガルとイシュマエル―追放された母子(エジプトの女奴隷ハガル
ムスリムとしてのイシュマエル
イスラム教におけるアブラハム父子 ほか)
第3章 賢者と聖人―キリスト教とレイシズムの諸相(シバの女王―「わたしは黒くて美しい」
黒いシバの女王
白く描かれたアフリカの女王たち ほか)

著作者プロフィール

岡田温司

( おかだ・あつし )

岡田 温司(おかだ・あつし):1954年広島県生まれ。京都大学大学院博士課程修了。京都大学名誉教授。現在、京都精華大学大学院特任教授。専門は西洋美術史・思想史。著書『モランディとその時代』(人文書院)で吉田秀和賞、『フロイトのイタリア』(平凡社)で読売文学賞を受賞。ほかに、『反戦と西洋美術』(ちくま新書)、『西洋美術とレイシズム』(ちくまプリマー新書)、『最後の審判』『マグダラのマリア』『アダムとイヴ』(中公新書)、『デスマスク』 『黙示録』(岩波新書)など著書多数。

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