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筑摩選書

主体性は教えられるか

定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01539-6

Cコード

0395

整理番号

37

2012/03/13

判型

四六判

ページ数

240

解説

内容紹介

上司や指導医に指示されたことはソツなくこなすのに、主体的に行動することが苦手な医学生や研修医。彼らはなぜ自分の頭で考えられないのか。そもそも日本の学校教育が、個人の主体性を涵養するように出来ていないのではないか。本書では、医学教育をケーススタディとして現状を精査、具体的な改善案を提示しながら、主体的に生きるとはどういうことか、主体性を教えることは可能なのかという問いを考える。

目次

第1章 主体性が不可欠な医療現場
第2章 主体性を涵養しない教育制度
第3章 医学教育の迷走
第4章 医学生たちとの対話
第5章 主体性とは何だろうか
終章 サッカー日本代表チームの成熟と主体性の変遷

著作者プロフィール

岩田健太郎

( いわた・けんたろう )

一九七一年島根県生まれ。島根医科大学(現・島根大学医学部)卒。米国アルバートアインシュタイン医科大学ベスイスラエル・メディカルセンター、北京インターナショナルSOSクリニック、亀田総合病院勤務などを経て、神戸大学大学院医学研究科微生物感染症学講座感染治療学分野教授。著書に『主体性は教えられるか』(筑摩選書)、『悪魔の味方──米国医療の現場から』(克誠堂出版)、『感染症外来の事件簿』(医学書院)、『感染症は実在しない──構造構成的感染症学』(北大路書房)、『予防接種は「効く」のか?──ワクチン嫌いを考える』『1秒もムダに生きない──時間の上手な使い方』(いずれも光文社新書)、『「患者様」が医療を壊す』(新潮選書)『ためらいのリアル医療倫理──命の価値は等しいか?』(技術評論社)など多数がある。

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