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筑摩選書

ノーベル経済学賞の40年(上)

——20世紀経済思想史入門

そもそも何を発見したのか?

ミクロにマクロ、ゲーム理論に行動経済学。多彩な受賞者の業績と人柄から、今日のわれわれが直面している問題が見えてくる。経済思想を一望できる格好の入門書。

定価

1,980

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01556-3

Cコード

0333

整理番号

52

2012/10/15

判型

四六判

ページ数

304

解説

内容紹介

一九六九年の創設以来、四〇年間で六四名の受賞者を選出したノーベル経済学賞。いったい彼らは何を発見し、それはどのように役に立っているのか。ミクロ経済学からマクロ経済学、一般均衡に国際貿易、ゲーム理論に行動経済学。一見わかりにくい受賞者たちの理論を、彼らの半生、人柄とともにたどると、今日まで苦闘を重ねてきた経済思想の流れが見えてくる。20世紀の経済思想を一望できる格好の入門書。

目次

第1章 ノーベル経済学賞とは
第2章 自由市場主義者の経済学
第3章 ミクロの信奉者―シカゴ学派
第4章 カジノと化した株式市場
第5章 さらにミクロに
第6章 行動主義者
第7章 ケインジアン

著作者プロフィール

トーマス・カリアー

( かりあー,とーます )

経済学者。カリフォルニア大学バークレー校でPh.D取得後、現在はイースタン・ワシントン大学教授。バード・カレッジのジェローム・レヴィ経済研究所の研究員。著書に『Beyond Competition』(1993)、『Great Experiments in American Economic Policy』(1997)。

小坂恵理

( こさか・えり )

小坂 恵理(こさか・えり):翻訳家。慶應義塾大学文学部英米文学科卒業。トーマス・カリアー『ノーベル賞で読む現代経済学』(ちくま学芸文庫、2019年)、ベン・ステイル『マーシャル・プラン――新世界秩序の誕生』(みすず書房、2020年)など訳書多数。

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