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筑摩選書

ノーベル経済学賞の40年(下)

——20世紀経済思想史入門

経済学は何の役に立つのか?

経済学は科学か。彼らは何を発見し、社会にどんな功績を果たしたのか。経済学賞の歴史をたどり、経済学と人類の未来を考える。経済の本質をつかむための必読書。

定価

1,980

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01557-0

Cコード

0333

整理番号

53

2012/10/15

判型

四六判

ページ数

288

解説

内容紹介

ノーベルの遺言で設立されたノーベル賞に、スウェーデン国立銀行の提案によって追加された経済学賞。その人選については、これまでも議論の的だった。はたして経済学は科学なのか。人類のどんな課題に向けて、経済学は進むべきか。そして彼らは受賞にふさわしい人物だったか。経済学賞受賞者たちの思想の系譜から、今日のわれわれが直面している問題の本質が見えてくる。混迷を深める世界経済を読み解くための必読書。

目次

第8章 古典派の復活
第9章 発明者たち
第10章 ゲームオタクたち
第11章 一般均衡という隘路
第12章 世界経済への視線
第13章 数学へのこだわり
第14章 歴史と制度
第15章 ノーベル賞再編へ向けて

著作者プロフィール

トーマス・カリアー

( かりあー,とーます )

経済学者。カリフォルニア大学バークレー校でPh.D取得後、現在はイースタン・ワシントン大学教授。バード・カレッジのジェローム・レヴィ経済研究所の研究員。著書に『Beyond Competition』(1993)、『Great Experiments in American Economic Policy』(1997)。

小坂恵理

( こさか・えり )

小坂 恵理(こさか・えり):翻訳家。慶應義塾大学文学部英米文学科卒業。トーマス・カリアー『ノーベル賞で読む現代経済学』(ちくま学芸文庫、2019年)、ベン・ステイル『マーシャル・プラン――新世界秩序の誕生』(みすず書房、2020年)など訳書多数。

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