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筑摩選書

明治の「性典」を作った男

——謎の医学者・千葉繁を追う

『解体新書』の性器版にして、 明治期の一大ベストセラー 『造化機論』

『解体新書』の生殖器版とも言い得る『造化機論』四部作。明治期の一大ベストセラーとなったこの訳書を手掛けた謎の医学者・千葉繁の生涯とその時代を描く。

定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01606-5

Cコード

0323

整理番号

99

2014/09/11

判型

四六判

ページ数

240

解説

内容紹介

『解体新書』の性器版にして、明治期の一大ベストセラー『造化機論』。それはどんな書物で、翻訳者・千葉繁とは何者だったのか?謎に満ちた一人の男の生涯とその時代を描いた野心作!

目次

第1章 明治の性典『造化機論』の誕生
第2章 『造化機論』には何が書いてあるのか―オナニー有害論と三種の電気説
第3章 千葉繁というミステリー
第4章 ここにいたのか、千葉繁
第5章 浜松藩の千葉繁
第6章 鶴舞藩の千葉繁
第7章 横浜の千葉繁
第8章 『造化機論』のあと
第9章 誰か千葉繁を知らないか―「セクシュアリティの近代」のゆくえ

著作者プロフィール

赤川学

( あかがわ・まなぶ )

赤川 学(あかがわ・まなぶ):1967年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科社会学専攻博士課程修了。博士(社会学)。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は社会問題の社会学、歴史社会学、セクシュアリティ研究、人口減少社会論。著書に『子どもが減って何が悪いか!』(ちくま新書)、『なぜオナニーはうしろめたいのか』(星海社新書)など多数。

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