小倉紀蔵
( おぐら・きぞう )1959年東京生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。東京大学文学部ドイツ文学科卒業、韓国ソウル大学校哲学科大学院東洋哲学専攻博士課程単位取得退学。専門は東アジア哲学。著書『入門 朱子学と陽明学』『新しい論語』『朝鮮思想全史』(以上、ちくま新書)、『朱子学化する日本近代』『北朝鮮とは何か』(以上、藤原書店)、『創造する東アジア』『〈いのち〉は死なない』(以上、春秋社)、『心で知る、韓国』(岩波現代文庫)、『韓国は一個の哲学である』(講談社学術文庫)など。
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ニーチェの言う「超人」は、弱い人間だった。世界哲学の視点からニーチェを読み直して見えてくる生命力あふれる人間像に混迷の時代を生き抜く新しい力を見出す。
第1章 ニーチェを考えるための前提作業
第2章 動物としての人間
第3章 あいだのアニマシー
第4章 ニーチェにおける生・ちから・自己
第5章 東洋哲学とニーチェ
第6章 解放するニーチェ
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