菅(七戸)美弥
( すが(しちのへ)・みや )菅(七戸)美弥(すが(しちのへ)・みや):一九六九年生。二〇〇一年国際基督教大学大学院博士課程修了(博士・学術)。現在、東京学芸大学教授。専門はアメリカ史、移民・移住史。著書に『アメリカ・センサスと「人種」をめぐる境界──個票にみるマイノリティへの調査実態の歴史』(勁草書房、二〇二一年アメリカ学会中原伸之賞受賞)などがある。
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米国の公文書記録によると南北戦争に日本人二名が従軍したという。鎖国下の日本を離れ、アメリカに生きた彼らの人物像と消息を追う、一九世紀の日本人移民の群像。
序章 日系アメリカ人二世テリー・シマとの出会い―はじめに
第1章 南北戦争とマイノリティ―アジア・太平洋系移民
第2章 日本生まれの二人に近づく―アメリカでの記録から
第3章 漂流者・密航者たち
第4章 幕末の日本人の移動―使節団と密航者との接点
終章 旅の終わりに
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