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ちくま文庫

シェイクスピア全集14 コリオレイナス

母と子の絆が生んだ悲劇

誇り高きローマの将軍コリオレイナスは、民衆の支持を得られずに祖国から追放される。復讐に燃える孤独な英雄の葛藤と悲劇。 【解説: 河合祥一郎 】

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-03314-7

Cコード

0197

整理番号

-10-14

2007/04/10

判型

文庫判

ページ数

304

解説

内容紹介

ローマの隣国ヴォルサイとの戦いで都コリオライを陥落?ウせた将軍ケイアス・マーシアスは、コリオレイナスの名を与えられるが、市民の反感を買ってローマから追放される。行方知れずになった誇り高き英雄は、宿敵オーフィディアスと手を結び、祖国ローマを攻め落とそうとする。この企てを知った母ヴォラムニアと妻ヴァージリアは嘆き悲しみ―。シェイクスピア最後の悲劇。

著作者プロフィール

シェイクスピア

( しぇいくすぴあ )

1564-1616。イギリスの劇作家・詩人。悲劇喜劇史劇をふくむ36編の脚本と154編からなる14行詩(ソネット)を書いた。その作品の言語的豊かさ、演劇的世界観・人間像は現代においてもなお、魅力を放ち続けている。

松岡和子

( まつおか・かずこ )

1942年生まれ。翻訳家・演劇評論家。シェイクスピア全37作品を翻訳。個人訳としては史上3人目。この業績により、2021年、日本翻訳文化賞、菊池寛賞、毎日出版文化賞 朝日賞 小田島雄志・翻訳戯曲 賞を受賞。

この本への感想

何より翻訳が素晴らしいと思います。
文学作品としても、演劇作品の脚本としても楽しむことができるよう、随所に工夫が凝らされているのが見て取れます。
松岡和子さん翻訳の同全集をこれからも楽しみにしています。

nobuaki

さん
update: 2007/11/14

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