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ちくま新書

「わかる」とはどういうことか

——認識の脳科学

人はどんなときに「あ、わかった」「わけがわからない」などと感じるのか。そのとき脳では何が起こっているのだろう。認識と思考の仕組を説き明す刺激的な試み。

定価

968

(10%税込)
ISBN

978-4-480-05939-0

Cコード

0247

整理番号

339

2002/04/18

判型

新書判

ページ数

240

解説

内容紹介

われわれは、どんなときに「あ、わかった」「わけがわからない」「腑に落ちた!」などと感じるのだろうか。また「わかった」途端に快感が生じたりする。そのとき、脳ではなにが起こっているのか―脳の高次機能障害の臨床医である著者が、自身の経験(心像・知識・記憶)を総動員して、ヒトの認識のメカニズムを、きわめて平明に解き明かす刺激的な試み。

目次

第1章 「わかる」ための素材
第2章 「わかる」ための手がかり―記号
第3章 「わかる」ための土台―記憶
第4章 「わかる」にもいろいろある
第5章 どんな時に「わかった」と思うのか
第6章 「わかる」ためにはなにが必要か
終章 より大きく深く「わかる」ために

著作者プロフィール

山鳥重

( やまどり・あつし )

山鳥 重(やまどり・あつし):1939年兵庫県生まれ。神戸大学大学院医学研究科修了。医学博士。神戸大学医学部神経科助教授、東北大学医学系研究科教授、神戸学院大学人文学部教授等を歴任。2010年3月退任。専門は記憶障害、失語症、認知障害。著書に『脳からみた心』(NHKブックス)、『ヒトはなぜことばを使えるか』『言葉と脳と心』(講談社現代新書)、『脳のふしぎ』(そうろん社)、『知・情・意の神経心理学』(青灯社)などがある。

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