安冨歩
( やすとみ・あゆむ )1963年生まれ。京都大学大学院経済学研究科修士課程修了後、京都大学人文科学研究所助手、名古屋大学情報文化学部助教授、東京大学大学院総合文化研究科・情報学環助教授を経て、現在、東京大学東洋文化研究所教授。著書に『生きる技法』(青灯社)、『原発危機と「東大話法」』(明石書店)、『経済学の船出』(NTT出版)、『生きるための経済学』(NHKブックス)、『複雑さを生きる』(岩波書店)、『貨幣の複雑性』『「満洲国」の金融』(以上、創文社)などがある。(撮影=深尾葉子)
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東アジア最重要の古典『論語』。この書物には、人間が真に自由に、生き生きと存在するために必要なことが、最高の叡智と具体的な言葉で書かれている。『論語』自身に『論語』を語らせ、そのダイナミックでみずみずしい世界に読者を案内すると同時に、その思想が儒教の伝統の中に生き続け、さらにはガンディー、ドラッカー、ウィーナーたちの思想と共鳴しあう姿も描き出す。「最上至極宇宙第一の書」に対する魂の読解書。
第1章 学而時習之―学習とは
第2章 是知也―知とは
第3章 無友不如己者―君子の生き方
第4章 是禮也―礼とは
第5章 必也正名乎―名を正すとは
第6章 孝弟而好犯上―孝とは
第7章 仁者不憂―仁とは
第8章 儒家の系譜
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