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ちくま新書

地図で読み解く日本の戦争

地図は国家 地図は武器

地理情報は権力者が独占してきた。地図によって世界観が培われ、その精度が戦争の勝敗を分ける。歴史の転換点を地図に探り、血塗られたエピソードを発掘する!

定価

968

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06738-8

Cコード

0225

整理番号

1036

2013/10/07

判型

新書判

ページ数

288

解説

内容紹介

日常に欠かせない便利な「地図」と、軍事との密接な関係、血塗られた歴史を想像するのは難しい。だが、地図情報は誕生以来つねに国家権力が独占し、戦争と不可分のものだった。地図が戦争の勝敗をわけるし、その作成のためには密かに敵国に潜入、秘密測量するなど、まさに命懸けの作業が必要である。じっさい、大戦時の日米両軍の地図は精度に天地の差があったし、これまで幾人もの測量員が殉職している。地図には、国のありようが、はっきりと現れるのだ。日本史の転換点を地図にさぐり、歴史に埋もれた残酷なエピソードを発掘する!

目次

第1章 地図と世界観
第2章 軍事と地図情報
第3章 外邦図と日清戦争
第4章 日露戦争と測量
第5章 シベリア出兵と大正期の地図
第6章 地図と情報戦
第7章 「大東亜戦争」と地図
第8章 自衛隊の地図

著作者プロフィール

竹内正浩

( たけうち・まさひろ )

1963年愛知県生まれ。北海道大学卒業後、JTBにて旅行雑誌などの編集に携わり、現在は、おもに地図、歴史、鉄道、旅などをテーマにしたフリーライターとして活躍している。著書には、『鉄道と日本軍』(ちくま新書)、『地図と愉しむ東京歴史散歩』『地図と愉しむ東京歴史散歩 都心の謎篇』『地図と愉しむ東京歴史散歩 地形篇』(以上、中公新書)、『明治・大正・昭和 東京時空散歩』(洋泉社ムック)、『日本の珍地名』『地図もウソをつく』『戦争遺産探訪 日本編』(以上、文春新書)、『空から見える東京の道と街づくり』(実業之日本社)、『江戸・東京の「謎」を歩く』(祥伝社黄金文庫)、『地図で読み解く戦国合戦の真実』『地図だけが知っている日本100年の変貌』(以上、小学館)など多数。

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