片山一道
( かたやま・かずみち )1945年広島県生まれ。先史人類学・骨考古学。京都大学名誉教授。京都大学農林生物学科卒業。同大大学院修士課程修了。京都大学霊長類研究所教授、京都大学大学院理学研究科教授などを歴任。理学博士。著書『古人骨は生きている』(角川選書、2002年)、『古人骨は語る』(角川ソフィア文庫、1999年)、『考える足』(日本経済新聞社、1999年)、『ポリネシア』(東京大学出版会、1997年)、『骨考古学と身体史観』(敬文舎、2013年)など。
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発掘された古人骨を調べ、当時の人の様子を明らかにする「骨考古学」。その進展によって、日本列島の歴史は大きく書き換えられねばならないことがわかってきた。実は縄文人は南方からやってきたのではない。大陸から渡来した弥生人が縄文人を駆逐したというのも本当ではない。そもそも「弥生人顔」など存在しない―旧来の歴史学に根強く残る誤謬を科学的視点から検証。人々の生身の姿を復原し歴史をひもとく「身体史観」を提唱する。骨考古学の第一人者が、日本人の実像に迫る。
1 日本人の実像を探る(旧石器時代人
縄文人
「弥生人」
古墳時代人
「中世人」・近世人・近現代人)
2 「身体史観」の挑戦(旧来の日本人論の誤りをただす
旧来の歴史観はどこが誤っているのか)
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