山鳥重
( やまどり・あつし )山鳥 重(やまどり・あつし):1939年兵庫県生まれ。神戸大学大学院医学研究科修了。医学博士。神戸大学医学部神経科助教授、東北大学医学系研究科教授、神戸学院大学人文学部教授等を歴任。2010年3月退任。専門は記憶障害、失語症、認知障害。著書に『脳からみた心』(NHKブックス)、『ヒトはなぜことばを使えるか』『言葉と脳と心』(講談社現代新書)、『脳のふしぎ』(そうろん社)、『知・情・意の神経心理学』(青灯社)などがある。
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「なんで気づかなかったの?」「気づいたらやっていた」などなど、「気づく」という言葉は何気なく使われているが、実際にはどんな状況で使われているのだろうか?似た言葉に「意識する」があるが、これだと少し意味がずれる。その違いはなんだろうか?「気づく」というこころの働きを、それに関連する「意識」「注意」「記憶」などの働きとからめて整理することで、「こころ」の不思議に迫る。
第1章 「こころ」という偶然なるもの
第2章 感情と心像、そして意志
第3章 少しだけ神経系の話
第4章 記憶
第5章 こころ・意識・注意
第6章 「わたし」にしか「わたし」に気づけない
第7章 こころは常に揺れている
第8章 知性と霊性
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