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ちくま新書

中世史講義 【戦乱篇】

定価

968

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07310-5

Cコード

0221

整理番号

1485

2020/04/06

判型

新書判

ページ数

288

解説

内容紹介

武士の世の幕開けを告げた保元・平治の乱から、秀吉による文禄・慶長の役まで、中世は武士による戦乱の時代だった。承久の乱や南北朝の内乱、応仁の乱、戦国のさまざまな合戦など、中世の画期となった重要な戦乱について、先端研究者が最新の研究に基づいて叙述。単なる戦乱史・事件史にとどまることなく、戦乱を切り口とした中世の通史・政治史として描き出す。そして、なぜ中世には全国規模の内乱が頻発したのか、その構造的要因を考察する。戦乱の世を一望に収める入門書。

目次

保元・平治の乱
治承・寿永の乱
承久の乱
文永・弘安の役
南北朝の内乱
永享の乱
享徳の乱
応仁の乱
明応の政変
西国の戦国争乱――十六世紀前半の中国地域を中心に
東国の戦国合戦
石山合戦
豊臣秀吉の統一戦争
文禄・慶長の役
総論

著作者プロフィール

高橋典幸

( たかはし・のりゆき )

1970年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中退。博士(文学)。専門は日本中世史。著書『鎌倉幕府軍制と御家人制』(吉川弘文館)、『源頼朝』(山川出版社日本史リブレット)、『日本軍事史』(共著、吉川弘文館)など。

この本への感想

テーマ別に中世の戦乱戦役が解説されており、かつ最新の学術研究の成果も反映されており、知的興奮に満ち満ちている本。「さらに詳しく知るための参考文献」も各章ごとに載せられており、ますます読書が進む。
最後に編者が書く総括で、「実は中世という時代は・・・」から始まる部分は中世史を学ぶ者なら必ず声に出して読んで欲しい部分。何度でも読み返したい本だ。

鉱山の灯

さん
update: 2022/05/26

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