酒井邦秀
( さかい・くにひで )1945年生まれ。一橋大学社会学部博士課程中退。現在、電気通信大学准教授。英米児童文学・英語教育専攻。日本の英語教育のありかたに疑問を投げかけ、こどもからおとなまで幅広い人びとに多読指導を行なっている。著書に『どうして英語が使えない?』『快読100万語! ペーパーバックへの道』(以上、ちくま学芸文庫)、『教室で読む英語100万語』(共著、大修館書店)、『大人の英語多読入門』(監修、コスモピア)などが、訳書にE.ネズビット『よい子連盟』(国土社)などがある。
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英語を長年勉強したのに、なぜスラスラ読み、書き、話すことができないの!?原因は学校で習う「日本英語」にありました。単語を覚え、文法で分析し、語順を工夫して和訳する、この努力が日本人の英語を貧しくしてきたのです。なぜその方法ではダメなのか、ではどうすればいいのか、実践から得た揺るぎない結論がこの本です。「多読」とはやさしい本からたくさん読むこと。辞書をひかず、わからない語はとばし、つまらなければ途中でやめるという、「努力」も「根性」もいらない方法で、驚くべき実りが得られます。おとなもこどもも大丈夫。愉しみな
第1部 問題篇(彼と彼女の話―文法の一対一対応
「冠詞」:もう一度「この人だれだっけ?」―情報のつなぎ役
過去か未来か、はたまた今か?―時間表現の一対一対応
語順という呪縛―孤立が無秩序につながる ほか)
幕間キョーゲン(おもしろうて、やがて哀しき…―泣ける教科書の話)
第2部 解決篇(絵からはじまる―澄んだ水をたっぷり
物語を注ぐ、物語が溢れる―生きた実例見る前に跳べ
物語の力―どこから来て、どこへ行く?)
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