ポール・クルーグマン
( くるーぐまん,ぽーる )1953年生まれ。マサチューセッツ工科大学(MIT)でPh.D.を取得。イェール大学、MIT、スタンフォード大学などで教鞭をとる。現在プリンストン大学教授。82?83年、大統領経済諮問委員会委員。IMF、世銀、EC委員会のエコノミストも務める。91年、40歳以下の最も優れた経済学者に贈られるジョン・ベーツ・クラーク賞を受賞、2008年、ノーベル経済学賞を受賞した。著書多数。
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複雑かつ自己組織化している経済というシステムに、複雑系の概念を応用すると何が見えるのか。不況発生の謎は解ける? 経済学に新地平を開く意欲作。
1,100
円978-4-480-09256-4
0133
-17-3
2009/11/10
文庫判
240
頁時として、世界経済は深刻な不況に陥る。その原因は、戦争などはっきりしていることもあるが、わからないことが多い。つまり、伝統的な国際経済学の枠組みでは、世界的な不況の原因を説明できないのである。そこで教授は考えた。複雑化し自己組織化している経済というシステムに、複雑系の概念を応用できないか―。「不安定から生じる秩序」と「ランダムな成長から生じる秩序」の原理から、不況の原因や景気循環のメカニズム、また企業の立地の変遷の仕組みや、都市がどのように形成され発展するかなどを、鮮やかかつスリリングに読み解いていく、異
第1部 胚、地震、そして経済学(空間における自己組織化
景観複雑性
都市のミステリ
自己組織化の原理
これまでのまとめ)
第2部 時間と空間における自己組織化(自己組織化のダイナミクス
時間における自己組織化
空間における自己組織化
結論
補論―中心地の進化)
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