エミール・アルティン
( あるてぃん,えみーる )1898年、オーストリアのウィーン生まれ。ライプツィヒ大学卒業後、ハンブルク大学教授に就任。1937年に渡米し、ノートル・ダム大学、インディアナ大学、スタンフォード大学等で教鞭を執った後、1946年プリンストン大学教授。1958年に帰国し1962年没。代数的整数論をはじめ各分野で業績を上げ、死後S. ラング、J.テイト編纂による全集が刊行されている。
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1,320
円978-4-480-09283-0
0141
-33-1
2010/04/07
文庫判
224
頁5次方程式の解の公式は代数的に求められるのか?この問題は若き天才ガロアによって解決されたが、ガロアが捉えた「群」の概念は、方程式論に限らずその後の数学全体を一変させるインパクトを持つものであった。本書は線形代数を巧みに利用しつつ、“ガロアの理論”をより抽象的・現代的な体の拡大理論としての“ガロア理論”にまとめ上げていく。直截簡明な叙述でコンパクトにまとまっていながら、大数学者アルティンの卓抜なアイディアあふれる名著。訳者による充実の練習問題・解答付きで入門書としても最適の一冊。
第1章 線形代数(体
ベクトル空間
同次線形連立方程式 ほか)
第2章 体論(拡大体
多項式
代数的要素 ほか)
第3章 応用(群論からの追加
方程式の累乗根による可解性
方程式のガロア群 ほか)
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