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定価

1,540

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09585-5

Cコード

0153

整理番号

-23-1

2014/01/08

判型

文庫判

ページ数

384

解説

内容紹介

スクリューの付いた船を、初めだけ外から力を加えて動かしてみよう。船が進む。すると水流によってスクリューが回る。スクリューが回ると船が進む。さらに水流ができてスクリューが回る…船は勝手に「永久に」進み続けるのだ!しかし、現実は甘くない。永久機関は、実際に作ってみるとうまくいかないのだ。「熱力学の法則」はこうした失敗から経験的に得られたものであるが、大真面目な科学者から金儲け目当ての詐欺師まで、さまざまな人々が今もなお永久運動にとり憑かれてやまない。原子力エネルギーはどうか?太陽光や潮の干満を利用した動力は「永久」ではないのか?永久運動はその可能性を私たちに問いかけ続けている。

目次

永久運動とは何か
初等物理学と永久運動
中世の永久運動
自己回転輪と非平衡錘
磁石、電磁気、蒸気
毛細管現象と海綿車
コックスの永久運動
レドヘッファーの永久運動
キリーと驚異のモーター
気化や液化についての妙案
驚くべきガラベド計画
鳴り続く鐘とラジウム永久運動
永久運動発明家、特許局から締め出される
転がる球の時計
永久ランプ
哲学的永久運動と原子エネルギー
永久運動発明家の永久性
まとめ

著作者プロフィール

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