ユーリー・ボリソフ
( ぼりそふ,ゆーりー )キエフ生まれのロシアの演出家・映画監督。名優オレク・ボリソフの息子。レニングラード音楽院に学び、モスクワ室内歌劇場等でオペラ・演劇の演出多数。映画監督作に『悪魔よ、私は退屈だ』(1993年)など。オペラの台本も手がけた。
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天才ピアニストの想像力がほとばしる。音楽や演奏について、演劇や美術について、心を許した者に明かしたきらめくような言葉の数々。遺稿を増補。
1,540
円978-4-480-09614-2
0173
-8-1
2014/03/10
文庫判
416
頁「ショパンのスケルツォ第4番。あれはまだ飛び方を習得していない天使を描いている」―日本との関係も深い20世紀最大のピアニスト、スヴャトスラフ・リヒテルが、駆け出しの演出家に語った驚きの言葉のかずかず。音楽作品が描き出す物語、他の芸術分野への連想、著名な人たちの思い出などがいきいきと語られる。プルーストやシェイクスピアを引用し、フェルメールやピカソを評し、フェリーニやクロサワを讃える。天才の想像力が全開する類いまれな一冊。文庫化に際し、「八月を想う貴人」を増補。
そもそもの始まり
第1部 一九七九‐一九八三年(ウィーンの謝肉祭(シューマン)
抵抗の魂(シューベルト)
パックの踊り(ドビュッシー)
人間とピアノ(ベートーヴェン)
私は葬儀で演奏する(サン=サーンス) ほか)
第2部 一九九二年のリヒテル(デルフトの眺望(ドビュッシー)
楽曲をめぐる五十五の断想)
八月を想う貴人―キエフでの一日
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