エミール・デュルケーム
( でゅるけーむ,えみーる )1858-1917年。フランスの社会学者。コントに始まる社会学を近代的な学問として確立した。ヴェーバーの歴史主義的方向性に対して、自然主義的アプローチで知られる。ボルドー大学で教鞭をとり、『社会分業論』や『社会学的方法の規準』、『自殺論』を執筆。のちにソルボンヌ大学に転じ、『宗教生活の基本形態』や『道徳教育論』などを著す。その研究成果は宗教学や人類学をはじめ多様な学問分野に広く影響を与えた。
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1,650
円978-4-480-09622-7
0114
-10-2
2014/09/10
文庫判
512
頁下巻には、霊魂と精霊の概念を扱う第二部「基本的信念」の後半に続いて、禁忌の体系や供犠、また償いの儀礼や聖概念の両義性を検討する第三部「主要な儀礼的態度」を収める。「結論」では、研究結果を再検討し、共通の行為としての宗教儀礼が社会を「作り直す」根源的行為であることを解明する。詳細な訳者解説を付す。
第2部 基本的信念(承前)(霊魂の概念
精霊と神の概念)
第3部 主要な儀礼的態度(消極的祭祀とその機能 禁欲的儀礼
積極的祭祀(供犠の諸要素
擬態的儀礼と因果律
表象的ないしは記念的儀礼)
償いの儀礼と聖概念の両義性)
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