飯野亮一
( いいの・りょういち )食文化史研究家。服部栄養専門学校理事・講師。早稲田大学第二文学部英文学専攻卒業。明治大学文学部史学地理学科卒業。著書に『居酒屋の誕生』『すし 天ぷら 蕎麦 鰻』『天丼 かつ丼 牛丼 うな丼 親子丼』(ちくま学芸文庫)、『江戸の料理と食生活』(共著、小学館)、『郷土史大辞典』(共著、朝倉書店)、『歴史学事典』(共著、弘文堂)、『調理用語辞典』(共著、全国調理師養成施設協会)などがある。
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寛延年間に生まれた居酒屋は、雨後の筍のように増え続け、文化文政の頃には人口比率でほぼ現在と同じ規模の産業に成長する。食文化を豊かにし、さらには幕府の各種規制を撤廃させていく原動力ともなった居酒屋の歴史を、日記や川柳、随筆、書簡、触れ書などから丹念に掘り起こす。
江戸の居酒屋の繁盛
酒屋ではじまった居酒
居酒屋の誕生
煮売茶屋と居酒屋
江戸で飲まれていた酒
酒造規制と規制の緩和
関東の地廻り酒
酔っ払い天国・江戸
居酒屋と縄暖簾
多様化した居酒屋
鍋物屋の出現
居酒屋の営業時間
居酒屋の客
居酒屋で飲む酒
居酒屋の酒飲み風景
居酒屋のメニュー
苦難を乗り越えてきた居酒屋
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