ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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ラカンを理解する最短ルートは、その理論を歴史的に辿ることだ―。鏡像段階、対象α、想像界・象徴界・現実界など多種多様な概念を駆使し、壮大な理論を構築したラカン。その理論は、精神分析のあり方を劇的に刷新し、人文・社会科学全般に大きな影響を与えた。本書では、その難解な思想を前期・中期・後期に腑分けし、関心の移り変わりや認識の深化に注目しながら、各時期の理論を丹念に比較・検討していく。なぜラカンはこれほどに多彩な概念を創造し、理論的変遷を繰り返したのか。彼が一貫して問い続けてきたこととは何だったのか。その謎に挑ん
第1部 前期ラカン(鏡と時間
言語構造
欲望)
第2部 中期ラカン(精神分析の倫理
同一化と対象α
精神分析の四基本概念)
第3部 後期ラカン(ジョイスの方へ―二一世紀の精神分析)
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