ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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限られた合理性しかもたない人間が、いかに最善の判断をなしうるか。組織論から行動科学までを総合しノーベル経済学賞に輝いた意思決定理論の精髄。
1,100
円978-4-480-09704-0
0130
-35-1
2016/01/07
文庫判
192
頁人間に備わった認識能力や推論能力には限界がある。そうした個人や組織において最良の決定を下すことは果たして可能なのか―。これが、1978年ノーベル経済学賞を受賞し、組織論を中心とする幅広い分野に功績を遺したサイモンの主要課題だった。スタンフォード大学での講演をまとめた本書で、彼は、生物学や行動理論などの知見を踏まえ、あらゆる意思決定の基礎をなす人間の合理性そのものを問いなおす。さらに、そこで類型化された意思決定モデルを政治行動、経済政策、エネルギー問題などの事例に組み込み、そのあり様を実践的に解明していく。
第1章 合理性にみるいくつかの考え方(理性の限界
価値
主観的期待効用(SEU)
行動の選択肢
直観的な合理性
直観と情動
結び)
第2章 合理性と目的論(合理的適応として考えられる進化
ダーウィン説モデル
社会的ならびに文化的な進化
進化過程における利他主義
進化という近視眼
結び)
第3章 社会的営みにおける合理的過程(制度上の合理性の限界
制度?繧フ合理性の強化
公共情報の基礎
結び)
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