ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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1,430
円978-4-480-09762-0
0110
-17-1
2016/11/09
文庫判
368
頁論理学は、言語や現実世界といかなる関係にあるのか―。論理学の性格から説き起こし、「文」「矛盾律」「名辞」など、論理学で重要とされる概念を歴史的観点とともに分析する本書は、哲学の基礎の徹底的な吟味でもある。この営みを追うことで、われわれは、論理的・意味論的な道具立てについて、確固たる知識を得ることができるであろう。平明な叙述のうちには専門研究の成果が反映され、またヨーロッパの伝統的哲学と英米系の分析哲学など、哲学史への確かな目配りは、本書をたぐいまれな哲学入門にしている。
「論理学」とは何か
文、言明文、言明、判断
論理的含意と論理的真理―分析性とア・プリオリ性
矛盾律
伝統的論理学の基本性格―判断論と三段論法
単称文と一般文の構造に関する現代の考え方―論理的・意味論的形式と文法的形式
複合文
一般名辞、概念、クラス
単称名辞
同一性
存在
存在、否定、肯定
真理
必然性と可能性
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