佐多稲子 ( さた・いねこ ) 佐多 稲子(さた・いねこ):小説家。1904年、長崎県生まれ。15年、一家をあげて上京。その後、キャラメル工場、料理屋、日本橋丸善、カフェーなどで働く。28年、第一作「キャラメル工場から」を発表。その後、労働、共産党の地下活動、戦争、夫婦や家族などについて、自らの経験などに基づき数多くの作品を発表した。著書に『私の東京地図』、『樹影』(野間文芸賞)、『時に佇つ』(川端康成文学賞)、『夏の栞』(毎日芸術賞)〔以上、講談社文芸文庫〕などがある。98年没。
シリーズ・全集 いちばん大切な食べものの話 ─どこで誰がどうやって作ってるか知ってる? 小泉武夫 著 井出留美 著 定価: 1,210 円 (10%税込み) ISBN: 978-4-480-25141-1