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ちくま文庫

悦ちゃん

獅子文六で1,2を争う人気作、 待望の復刊!

ちょっぴりおませな女の子、悦ちゃんがのんびり屋の父親の再婚話を巡って東京中を奔走するユーモアと愛情に満ちた物語。初期の代表作。解説 窪美澄

定価

968

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43309-1

Cコード

0193

整理番号

-39-5

2015/12/09

判型

文庫判

ページ数

432

解説

内容紹介

悦ちゃんはお転婆でおませな10歳の女の子。ちょっぴり口が悪いのはご愛嬌、歌がとても上手で、周りのみんなも目が離せない存在。早くに母親を亡くして、のんびり屋の父親と二人で暮らしているが、そこへ突如、再婚話が持ち上がったから、さあ大変。持ち前の行動力で東京中を奔走、周囲を巻き込みながら最後は驚きの事件が!ユーモアと愛情に満ちた初期代表作。

著作者プロフィール

獅子文六

( しし・ぶんろく )

1893─1969年。横浜生まれ。小説家・劇作家・演出家。本名・岩田豊雄。慶應義塾大学文科予科中退。フランスで演劇理論を学び日本の演劇振興に尽力、岸田國士、久保田万太郎らと文学座を結成した。庶民生活の日常をとらえウィットとユーモアに富んだ小説は人気を博し、昭和を代表する作家となる。『コーヒーと恋愛』『悦ちゃん』『娘と私』など長編小説の他、『獅子文六短篇集』〈モダンガール篇〉〈モダンボーイ篇〉もある(ちくま文庫)。『娘と私』はNHK連続テレビ小説の1作目となる。『ちんちん電車』『食味歳時記』などエッセイも多く残した。日本芸術院賞受賞、文化勲章受章。

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