ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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鎌倉時代前期、源顕兼によって編まれた全460余話に及ぶ説話集の傑作。聖徳太子に弘法大師、藤原兼家に藤原道長、小野小町に清少納言、信西入道に西行法師、鳥羽僧正覚猷から仏師定朝など、古代以来の歴史、文学、文化史上の著名人を主とし、その人たちにまつわる隠れた逸話の一大集成。一般の古典文学や日本正史では取り上げられることのない話が数多く収録されている。本書は、ひらがな交じりに書き下した読みやすい本文に、的確な人物注と明快な現代語訳、評を初めて全話に施す。説話集というスタイルが、日本文学史上なぜ一世を風靡したのかが体験できる画期的訳注書。
第1 王道后宮(称徳天皇の御事
浦島子の事
清和天皇の即位を予言の童謡の事 ほか)
第2 臣節(実行兄弟、忠平の檳榔毛の車を争ふ事
朝成、生霊となる事
兼通兄弟、摂関を争ふ事 ほか)
第3 僧行(金鐘行者、辛国行者と験徳を競ふ事
東大寺華厳会の事
東大寺開眼供養の事 ほか)
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