ヴィレム・フルッサー
( ヴぃれむ・ふるっさー )1920-91年。旧チェコスロバキア・プラハのユダヤ人家庭に生まれる。ナチスによる迫害を逃れて、1940年ブラジルへ亡命。サンパウロ大学などで哲学の教授をつとめる。メディア理論、記号論、写真論など、多岐にわたる分野で業績を残した。著書に、『サブジェクトからプロジェクトへ』『デザインの小さな哲学』『写真の哲学のために』などがある。
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テクノ画像が氾濫する現代、コミュニケーションのコードを人間へと取り戻すにはどうすれば良いか。メディア論の巨人による思考体系。解説 石田英敬
1,650
円978-4-480-51206-2
0100
-52-1
2023/09/07
文庫判
352
頁テクノ画像が氾濫する現代、コミュニケーションのコードを人間へと取り戻すにはどうすれば良いか。メディア論の巨人による思考体系。 解説 石田英敬
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コミュニケーションのコードを人間の側へと取り戻すにはどうすれば良いか――。線形的コードである文字のテクストは歴史/物語を可能にしたが、それはやがて臨界点に達し、新たな記号のコードである「テクノコード」によって、人間の概念を経由せずに平面上に結像する写真・映画・テレビといった「テクノ画像」が生みだされた。メディアがそれを放散し全体主義的大衆社会を構築して人間の生が無意味化しようとする現代、この文明の危機を脱するには、テクノコードを解読する新たな能力=テクノイマジネーションが必要となる。メディア論の巨人が体系的に提示した必読書。
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メディア論・記号論の巨人による
体系的コミュニケーション学
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序―コミュニケーションとは何か?
1 さまざまの構造(いくつかのコミュニケーション構造
これらの構造の機能
三つの典型的な状況)
2 さまざまのコード(コードとは何か?
三つの典型的なコードの成立
これらのコードはどう機能するか?
三つのコードの同期化)
3 テクノイマジネーションの世界へ(テクノ画像とは何か?
いくつかのテクノ画像の解読
テクノイマジネーション
現在の状況)
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