堀田善衞
( ほった・よしえ )1918年、富山県高岡市に生まれる。慶応大学文学部フランス文学科 を卒業。1952年、「広場の孤独」その他の作品により芥川賞を受賞。主な作品に『海鳴りの底から』、『若き日の詩人たちの肖像』、『方丈記私記』、『ゴヤ』、『スペイン断章』、『定家明月記私抄』、『ミシェル 城館の人』などがある。50年に及ぶ文業は、『堀田善衞全集・全16巻』(筑摩書房)に集成されている。1998年没。
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詩
或る公爵の話
国なき人々
祖国喪失
十二月八日
捜索
夜来香
歯車
広場の孤独
漢奸
断層
潜函
灯台へ
影の部分
国境
砕かれた顔
工場のなかの橋
囚われて
水際の人
隠者の罪悪
はやりうた
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