堀田善衞
( ほった・よしえ )1918年、富山県高岡市に生まれる。慶応大学文学部フランス文学科 を卒業。1952年、「広場の孤独」その他の作品により芥川賞を受賞。主な作品に『海鳴りの底から』、『若き日の詩人たちの肖像』、『方丈記私記』、『ゴヤ』、『スペイン断章』、『定家明月記私抄』、『ミシェル 城館の人』などがある。50年に及ぶ文業は、『堀田善衞全集・全16巻』(筑摩書房)に集成されている。1998年没。
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スペインに強く魅せられ、長く滞在した著者は、人々とのふれあいと思索の日々の中でその歴史と現実を再発見する。全スペイン論集。歴史と人間を凝視し続けた作家の全体像。
スペイン断章―歴史の感興
情熱の行方―スペインに在りて
カタルーニア讃歌
スペイン便り
日々の過ぎ方―ヨーロッパさまざま
著者あとがき 精神の自由について
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