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シリーズ・全集

宮沢賢治コレクション 6 春と修羅

——詩Ⅰ

生前唯一刊行された『心象スケッチ 春と修羅』七十篇に補遺篇九篇、さらに、その後の作品に発展していく要素を多く内包した短唱「冬のスケッチ」併せて収録。

定価

2,750

(10%税込)
ISBN

978-4-480-70626-3

Cコード

0392

整理番号

2017/08/24

判型

四六判

ページ数

376

解説

内容紹介

最愛の妹トシとの死別に際して創られた「永訣の朝」をはじめとして「小岩井農場」「真空溶媒」「東岩手火山」「風景とオルゴール」等、著者生前唯一の詩集『心象スケッチ 春と修羅』全70篇と補遺9篇を収録する。さらに、その後の多くの作品への萌芽を感じさせる短唱「冬のスケッチ」を全篇収録。

目次

春と修羅
真空溶媒
小岩井農場
グランド電柱
東岩手火山
無声慟哭
オホーツク挽歌
風景とオルゴール
『春と修羅』補遺
短唱 冬のスケッチ

著作者プロフィール

宮沢賢治

( みやざわ・けんじ )

1896-1933。岩手県花巻市の生まれ。生家は古着・質商。盛岡の高等農林学校在学中に詩や散文の習作をはじめる。日蓮宗に深く帰依し、一時上京して布教生活を送る。帰郷後は農学校で教えつつ多くの詩や童話を書く。やがて農学校を退職、「羅須地人協会」をつくり、農民への献身の生活に入った。生前はほとんど無名のままに死去。病床のなかで手帳に綴ったのが「雨ニモマケズ」の詩。

入沢康夫

( いりさわ・やすお)

1931年生まれ。詩人。フランス文学者。日本芸術院会員。詩集で多くの受賞作があると共に詩論集も多く発表し、実作のみならず理論面でも多大な影響を与える。宮沢賢治、ネルヴァル等の研究でも名高い。1998年、紫綬褒章受章。評論に『宮沢賢治 プリオシン海岸からの報告』(1991年、筑摩書房)等がある。

栗原敦

( くりはら・あつし)

1946年(昭和21年)生まれ。実践女子大学教授。『新校本宮澤賢治全集』の編纂委員を務める。著書に『宮沢賢治 透明な軌道の上から』『詩が生まれるところ』、共編著に『宮沢賢治 童話の宇宙』『宮沢賢治入門』『図説 宮澤賢治』『別冊太陽 宮沢賢治』などがある。宮沢賢治学会イーハトーブセンター代表理事。

杉浦静

( すぎうら・しずか)

1952年生まれ。大妻女子大学文学部教授、宮沢賢治学会イーハトーブセンター代表理事。著書に『宮沢賢治 明滅する春と修羅』などがある。

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