太宰治
( だざい・おさむ )1909-1948。青森県北津軽郡の生まれ。本名津島修治。中学の頃より同人誌に習作を発表。旧制弘前高校から東大仏文科に進む。この間、左翼思想に傾倒。「魚服記」「思い出」でデビュー。戦中から戦後にかけて「ロマネスク」「富嶽百景」「お伽草子」「ヴィヨンの妻」など、次々と秀作を発表。流行作家としての栄光のさなかに自殺。
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本書には、1936(昭和11)年10月から1939(昭和14)年6月にかけて発表された小説19篇、発表後初版本において改稿された「創生記」「HUMAN LOST」の二篇、回想・同時代評六篇を収めた。
創生記
喝采
二十世紀旗手
あさましきもの
HUMAN LOST
灯籠
満願
姥捨
I can speak
富岳百景
黄金風景
女生徒
懶情の歌留多
葉桜と魔笛
秋風記
新樹の言葉
花燭
愛と美について
火の鳥
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