尾崎翠
( おさき・みどり )1896-1971。鳥取の生まれ。女学校時代に「文章世界」へ投稿を始める。故郷での代用教員ののち上京、日本女子大に入学、「無風帯から」を発表。女子大中退後、文学に専念、「アップルパイの午後」「第七官界彷徨」で一部の注目をあびる。昭和7年の帰郷後、音信を絶つ。戦後一時、行商をしていた。ついで老人ホーム。「第七官界彷徨」があらためて発見されたのちも、面会を固辞、ひっそりと死去。
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本書は、現時点までに発見された尾崎翠の全作品、翻訳、座談会での発言、断想、書簡のほか、未発表生原稿、草稿、書簡等を収録し、定本として構成したものである。
さゝやき
初期短歌
海の小曲
山脈
因幡の海
木蓮
富春園にて
里謡二篇(岩井の里
盆踊り)
詩二篇 神々に捧ぐる詩(チヤアリイ・チヤツプリン
ヰリアム・シヤアプ)
青いくし
漁村の新生活より
あさ〔ほか〕
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