森本和夫
( もりもと・かずお )1927年、奈良県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京大学名誉教授。
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日本文化史上、また仏教思想史上屈指の名著『正法眼蔵』。古来、難解をもって聞こえてきたが、そこでは一体何が語られているのか。その真髄はテクストにある。テクストとは、ただひたすら読み解かれるべきものとして現前する。読むということは、既得の知識を本文に当てはめたり、本文から新たな知識を獲得することで?ヘない。逆にあらゆる知識の束縛を打ち破り、そこから抜け出していく行為なのだ。常に世界へ、未来へと開かれている『正法眼蔵』の「七十五巻本」と「十二巻本」の全文を各段落ごとに掲げ、それぞれを精緻に読み解く。本巻は、第四十一三界唯心、第四十二説心説性、第四十三諸法実相、第四十四仏道、第四十五密語、第四十六無情説法、第四十七仏経、第四十八法性、第四十九陀羅尼、第五十洗面まで収録。
第41 三界唯心
第42 説心説性
第43 諸法実相
第44 仏道
第45 密語
第46 無情説法
第47 仏経
第48 法性
第49 陀羅尼
第50 洗面
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