森本和夫
( もりもと・かずお )1927年、奈良県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京大学名誉教授。
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日本文化史上、また仏教思想史上屈指の名著『正法眼蔵』。古来、難解をもって聞こえてきたが、そこでは一体何が語られているのか。その真髄はテクストにある。テクストとは、ただひたすら読み解かれるべきものとして現前する。読むということは、既得の知識を本文に当てはめたり、本文から新たな知識を獲得することではない。逆にあらゆる知識の束縛を打ち破り、そこから抜け出していく行為なのだ。常に世界へ、未来へと開かれている『正法眼蔵』の「七十五巻本」と「十二巻本」の全文を各段落ごとに掲げ、それぞれを精緻に読み解く。本巻は、第五十一 面授、第五十二 仏祖、第五十三 梅華、第五十四 洗浄、第五十五 十方、第五十六 見仏、第五十七 遍参、第五十八 眼睛、第五十九 家常、第六十 三十七品菩提分法 まで収録。
第51 面授
第52 仏祖
第53 梅華
第54 洗浄
第55 十方
第56 見仏
第57 遍参
第58 眼睛
第59 家常
第60 三十七品菩提分法
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