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定価

4,180

(10%税込)
ISBN

978-4-480-75220-8

Cコード

0331

整理番号

2001/07/25

判型

四六判

ページ数

400

解説

内容紹介

黄禍をめぐる論議の受容と変遷の歴史を物語的にたどる注目の書と、日本近代の国体論の源流と展開を水戸学にさぐる長篇論文を収録。

目次

黄禍論前史
日本における人種理論の紹介とその批判
日露戦争と黄禍論
黄禍論と中国の反応
ジョン・チャイナマンのこと
黄禍と太平洋問題
人種論から見た日本ファシズム
黄禍―妄想から現実へ
太平洋戦争とレイシズムの組織化
戦後世界と黄禍論の変貌
新中国と黄禍論
新たなる黄禍論のゆりかえし
水戸学の源流と成立

著作者プロフィール

橋川文三

( はしかわ・ぶんそう )

1922年─1983年。長崎県生まれ。東京大学法学部卒業。明治大学政経学部教授として近代日本政治思想史を教えるかたわら、戦後冷遇された日本浪曼派の思想をテーマに執筆活動を行う。主要著書:『日本浪曼派批判序説』『近代日本政治思想の諸相』(以上、未來社)『現代知識人の条件』(徳間書店)『歴史と体験』(春秋社)『西郷隆盛紀行』(朝日新聞社)『黄禍物語』『橋川文三著作集』増補版全10巻(以上、筑摩書房)

鶴見俊輔

( つるみ・しゅんすけ)

1922-2015年。哲学者。1942年、ハーヴァード大学哲学科卒。46年、丸山眞男らと「思想の科学」を創刊。65年、小田実らとベ平連を結成。2004年、大江健三郎らと「九条の会」呼びかけ人となる。著書に『アメリカ哲学』『限界芸術論』『アメノウズメ伝』などのほか、エッセイ、共著など多数。『鶴見俊輔集』全17巻もある。

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