渡邊二郎
( わたなべ・じろう )昭和6-平成20年。東京大学文学部哲学科卒業。同大学文学博士。東京大学文学部教授、放送大学教授等を歴任。実存主義、解釈学、フッサール、ハイデッガー等について著書多数。訳書にフッサール『イデーンⅠ-1・2』、『イデーンⅢ』、ハイデッガー『存在と時間』(共訳)等がある。『渡邊二郎著作集』全12巻(筑摩書房)が刊行されている。
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存在の思想と構造主義・分析哲学の対決。『構造と解釈』、『英米哲学入門』、どちらがより根本的な問いか。
1 構造と解釈(「構造と解釈」への問い
構造主義の登場
構造主義における構造
構造分析の実例とその帰結
構造主義への批判
近代科学の背景
近代的知の射程
ラッセル批判)
2 英米哲学入門(現代哲学への視点
英語圏の哲学とヨーロッパ大陸の哲学との分裂
哲学史的研究の方法態度
言語論的転回の前提とその基本態度
言語論的転回の成果と哲学の可能性
観念論論駁
常識の擁護
パラドックスと階型理論)
3 存在と了解をめぐって(バークレにおける思想体験
了解について
現代における存在の問題)
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