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シリーズ・全集

渡邊二郎著作集 9 解釈・構造・言語

存在の思想と 構造主義・分析哲学の対決 『構造と解釈』『英米哲学入門』 どちらが根本的な問いか?

現代思想の奔流、構造主義と解釈学の連関を考察した『構造と解釈』と、英米哲学とドイツ哲学の分裂の克服を目指した『英米哲学入門』ほかを収録。解題 佐々木一也

定価

9,020

(10%税込)
ISBN

978-4-480-75269-7

Cコード

0310

整理番号

2011/06/13

判型

A5判

ページ数

650

解説

内容紹介

存在の思想と構造主義・分析哲学の対決。『構造と解釈』、『英米哲学入門』、どちらがより根本的な問いか。

目次

1 構造と解釈(「構造と解釈」への問い
構造主義の登場
構造主義における構造
構造分析の実例とその帰結
構造主義への批判
近代科学の背景
近代的知の射程
ラッセル批判)
2 英米哲学入門(現代哲学への視点
英語圏の哲学とヨーロッパ大陸の哲学との分裂
哲学史的研究の方法態度
言語論的転回の前提とその基本態度
言語論的転回の成果と哲学の可能性
観念論論駁
常識の擁護
パラドックスと階型理論)
3 存在と了解をめぐって(バークレにおける思想体験
了解について
現代における存在の問題)

著作者プロフィール

渡邊二郎

( わたなべ・じろう )

昭和6-平成20年。東京大学文学部哲学科卒業。同大学文学博士。東京大学文学部教授、放送大学教授等を歴任。実存主義、解釈学、フッサール、ハイデッガー等について著書多数。訳書にフッサール『イデーンⅠ-1・2』、『イデーンⅢ』、ハイデッガー『存在と時間』(共訳)等がある。『渡邊二郎著作集』全12巻(筑摩書房)が刊行されている。

久保陽一

( くぼ・よういち)

1943年生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。現在、駒澤大学教授。文学博士。専門はドイツ観念論。著書に『生と認識 超越論的観念論の展開』(知泉書館)、『ヘーゲル論理学の基底』(創文社)、『初期ヘーゲル哲学研究』(東京大学出版会)など、訳書にヘーゲル『信仰と知』(公論社)などがある。

榊原哲也

( さかきばら・てつや)

1958年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授(哲学研究室)。現象学・解釈学・実存哲学に関する歴史的・体系的研究を行っている。また、看護やケア一般に関する質的研究法の一つである「現象学的アプローチ」から「ケアの現象学」を立ち上げる試みも行っている。主著に『フッサール現象学の生成――方法の成立と展開』(東京大学出版会、2009年)がある。

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