ポール・ヴァレリー
( ヴぁれりー,ぽーる )1871年、南仏地中海沿岸のセットに生まれる。モンペリエ大学法学部に入学、ユイスマンス『さかしま』を読み、引用されたマラルメの詩に感動する。ピエール・ルイスやジッドと知り合い、91年にマラルメ宅を訪問。92年、伝説的な〈ジェノヴァの夜〉、94年、『カイエ』を書きはじめる。1917年、『若きパルク』を刊行、名声を得る。25年、アカデミー・フランセーズ会員に選出され、フランスの代表的知性と謳われた。45年、死去。
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精神の全的活動にまでおよぶ〈詩〉=ポイエイン(創造)解明の試み――ヴァレリーの神学大全とも呼ばれる〈詩学講義〉と、文学の極点に展開する詩論を収録。
7,260
円978-4-480-77063-9
0398
2011/08/25
A5判
560
頁ヴァレリーが生涯夢見た“システム”の集大成へとむかう“詩”=ポイエイン解明への試み―“詩学講義”および文学の極点に展開する“詩論”を収録。
第1部 詩学講義(コレージュ・ド・フランスにおける詩学教授
詩学講義第一講
詩学講義(第二講‐第十八講)
わが“詩学”『占領下の教授ポール・ヴァレリー』より
講義計画・要旨
「詩学」(『カイエ』より))
第2部 詩論(出発
象徴主義をめぐって
制作学と美感学
自作を語る)
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