寺山修司
( てらやま・しゅうじ )1935年、青森県生まれ。54年「チェホフ祭」で短歌研究新人賞特選を受賞、脚光を浴びる。早稲田大学教育学部在学中にネフローゼを発病、4年間の療養生活を送ったのちに劇団、演劇実験室「天井棧敷」結成。劇作家・演出家として活動のかたわら、映画監督、詩、小説、批評、歌謡、競馬評論など、国内外で様々な分野の才能を発揮した。1983年5月、旺盛な仕事のさなかに逝去。
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自分のことばを自分の声で伝える。自己表現のあるべき姿をとりもどそうと呼びかける、愛情と挑発に満ちた意欲的な試み。
第1章 戦後詩における行為
第2章 戦後詩の主題としての幻滅
第3章 詩壇における帰巣集団の構造
第4章 飢えて死ぬ子と詩を書く親と
第5章 書斎でクジラを釣るための考察
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