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ちくま文庫

木の教え

かつて日本人は木と共に生き、木に学んだ教訓を受け継いできた。効率主義に囚われた現代にこそ生かしたい「木の教え」を紹介。 【解説: 丹羽宇一郎 】

定価

748

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42707-6

Cコード

0195

整理番号

-34-2

2010/06/09

判型

文庫判

ページ数

240

解説

内容紹介

かつて日本人は木と共に生き、木に学んだ教訓を受け継いできた。法隆寺を千三百年以上も持たせてきた宮大工の秘伝、一本一本で違う木の癖を生かす職人の技、山の資源を絶やすことなく守る知恵など、身近な素材である「木」にまつわるさまざまな口伝を、図解入りでわかりやすく紹介する。木に教わり、山に叱られ学んできた木の文化や自然観を振り返ることは、現代の生き方を見直し、未来を見る大事な視点を得ることでもある。

目次

1 木を生かす(木の二つのいのち
宮大工の口伝
木を買わず山を買え ほか)
2 木の知恵(舟大工の秘伝
節を生かす
木を焼き、木をゆでる ほか)
3 木と生きる(山から田へ
山と海のつながり
炭を焼く ほか)

著作者プロフィール

塩野米松

( しおの・よねまつ )

1947年、秋田県角館生まれ。作家。著書に宮大工棟梁・西岡常一、小川三夫、その弟子たちからの聞き書き『木のいのち木のこころ』のほか、『木の教え』『手業に学べ』など。聞き書きの名手。失われゆく伝統文化・技術の記録に精力的に取り組んでいる。

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