松井栄一
( まつい・しげかず )1926年東京生まれ、東京大学文学部卒業。国語学専攻。1959年、武蔵高等学校教諭。1967年『日本国語大辞典』常勤編集委員に就任。尚学図書言語研究所員、国立国語研究所国語辞典編集準備調査委員を経て山梨大学教授、東京成徳大学教授を歴任し、第二版編集に専念。著書に『国語辞典にない言葉』『続・国語辞典にない言葉』『国語辞典はこうして作る』がある。
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親子三代にわたって国語辞典編纂に関わり、自らも『日本国語大辞典』編集委員を務めた著者が、辞書作りの難しさ、用例採集の大切さ、終わりのない改訂作業について語り、日本語の規範となり得る理想の国語辞典の在り方について考察を巡らせる。一冊の辞書が出来上がるまでの気の遠くなるような時間と手間に思いをはせ、日ごろ当たり前のように使っている国語辞書の奥深さを感じさせてくれる一書。
松井簡治と『大日本国語辞典』
松井簡治の日常こぼれ話
『日本国語大辞典』(初版)の内側
『日本国語大辞典』(第二版)をめぐって
国語辞典の用例について
用例資料にまつわる話
松井驥の歩んだ道をたどる
ピンチヒッター人生
付録 『近代国語辞書の歩み―余説第二章』について
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